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LED電球の製作


電球色(3000K)の航海灯用のLED電球を探したのですが、どうもありません。
ならば、作ってしまえ!
市販の航海灯用のLED電球は6000Kなので クリアな白です。
市販のLED電球は光り方も違い、明らかにLED電球だと判ります。

1.口金

航海灯用電球にはBA15Dという規格の口金が使われています。
規格にはBAY15DやBA15Sなどもあり似ていますが合いません。
10年くらい前に秋葉原で買った物があったので、これを使いました。
今は、ネットで探しましたが、まだ見つかりません
ネットショップで 「ごんだ屋」、「草心LED」でBA15Dを販売していました。

 

2.電球ベースコンバータ

規格T10からBA15Dに変換する電球ベースベースもありました。
自動車用LED(規格T10)をセットすると20Wの航海用電球に似た
サイズになりました。
価格は2個で1500円程度です。

  
電球ベースコンバータ  LED T10規格     20W電球    変換+LED

3.LEDの選定
@
自動車用のLEDには発光色が選択できます。
でも、規格が違い 航海灯のバイヨネットにはあいません。
自動車用は電源回路が内臓されているので電圧変動にも対応できます。
明るさは、2W程度で230lmなので、十分だと思います。
価格は2個で1500~2000円程度です。

   
小さなLEDが密植している方が電球らしく光ます。    

A
家庭用ハロゲンランプの替わり使うLEDも使えそうです。
AC/DC12V と記載されています。おそらく、ACアダプターなどでDC12Vに
変換した電源を使っているのでしょう。
となると、電圧変動には弱い可能性があります。
変動する12V電源から安定した12Vを作るDC-DCコンバーターを使えは
こちらも使用できそうです。
明るさは、3W程度で230lmなので。OKです。
価格は6個で1500~2000円程度です。
自動車用の1/3なので魅力的な価格です。

      追記
注意事項 「周辺温度40度以下」 航海灯には不向きでした。

 
 入手したLED


   DC-DCコンバーター (入力9〜36V 出力12V)

410W電球サイズの加工(自動車用LED T10タイプ)

自動車用のT10を分解して強引にBA15Dにします。
「ぶーぶーマテリアル T10 LED 電球色」を使います。
発光部はアルミのようですが、下の部分はプラスチック製で電源基板が
入っています。
電源基板とリード線の取り付けが見えるまでルーターで削ります。
ハンダを溶かしてリード線を外し、リード線をスズメッキ線に交換します。
発光部の高さが合うように位置決めして口金にハンダ付けします。
LEDとバイヨネットベースの隙間をシリコンでうめ、完成です。
20W電球サイズも同様に作れますが、電球ベースコンバータを使ったほうが
簡単です。

       
 加工前        下部を削る    リード線を交換  BA15Dにハンダ付

  
 作ったLED      10W電球     シリコン


5.10W電球サイズの加工(家庭用ハロゲンランプ型LED)
「DiCUNO G4口金LED電球 3W」をつかいます。
こちらはリード線の間隔を少し広げ、口金の穴に通し、
ハンダ付けするのみです。
 



6.セット
マストトップの3色灯にセットしてみました。
取り付けは問題ない事は実証できました。
桜マークなしなので、船検はクリアできませんね〜
 
 変換   加工   10W電球    セット状態